＜サクラ＞

日本人なら誰しもが知っている、日本を象徴する花（木）といえるでしょう。

みなさんがお住いの地域では春の訪れと共に桜が開花し、花見をして春を迎える。

ここ南国沖縄では、桜が咲くイメージがほとんどないのですが、実は沖縄でも桜は咲きます、鑑賞できます。

今回はちょこっとばかり、南国の桜をご紹介したいと思います。

・桜といってもどのような種の桜が鑑賞できるのか？

→沖縄で見られる桜は＜寒緋桜＞（カンヒザクラ）

桜の原種の一つであり、台湾や中国から沖縄に入ってきたものです。

＊沖縄の桜はほとんどがこの種になります。

花の色は濃いピンクで花は下向きに咲いています。

花弁が散るのではなく、額ごと落ちるので桜吹雪なんてことは沖縄ではあり得ないのですね～

・いつ、どこで咲くのか？

→１月下旬から咲き始めます。

沖縄では日本一早い桜祭りが開催されていますが、よくよく考えたら日本で一番暖かいところなのでそりゃそうだわなってなりますね（笑）

祭りは様々な場所で開催されます。

→有名どころは名護、今帰仁、八重瀬あたりでしょう。

今帰仁城では日没後に魅惑的なライトアップが見られます。

京都の清水寺や金閣寺もびっくりの美しさがここに！

＊沖縄にも紅葉があったらいいのにな～泣

夜は沖縄といえど風が強く、大変冷え込むのでしっかり防寒していきましょう。

日中なら名護の桜祭りが、県内では一番の名所（２キロの遊歩道）として知られています。

ちょうど今の時期、沖縄では桜祭りが各所で開催されていますが、沖縄での祭りというのはお花見のことではありません。

沖縄で桜は鑑賞するだけ（お花見はしない）

沖縄では昔からお花見をする文化・習慣がありません。

理由は定かではありませんが、寒い時期に桜が咲くので、寒い中外で宴会をするのは無理！！説が有力。

寒いなら居酒屋で飲んだらいいさ～！って沖縄の人は思っているかもですね（笑）

（番外編）

幻の桜といわれている＜クメノサクラ＞が本部の伊豆味にて鑑賞できるとのこと。

元々は久米島でしか鑑賞できなかったのですが、本部で栽培をしているようですよ～

白い花をつけ、まるでソメイヨシノのように花弁を散らす様が沖縄で観られるなんて！

どのような桜かは実際に行ってみてのお楽しみ！

ざっくりではありますが、沖縄での桜事情を紹介いたしました。

ちょうどこの時期、今がまさにシーズンです。

＊例年、３月上旬くらいまでは鑑賞できます。

本土とは違い、南国ならではの種が咲くのでぜひ一度は鑑賞していただきたい！

散らない桜、こうべを垂れる花弁もまた美しいのです。

サクラは日本の心、ここ沖縄にも日本の心は根付いています。