沖縄の西海岸。

北谷町砂辺から北の読谷村残波までのどこかの海岸線を歩いていると

よく見つかるものがあります。

１９４５年当時のアメリカ軍の実弾です。

アメリカ軍はこの海岸線から上陸を開始したためキレイな砂浜のどこかで必ずと

言っていいほど、弾を見つけます。

銃弾だけで３０００万発を超えたと言われる沖縄戦は

鉄の暴風とも言われ、地形が変わるほどの砲弾が使われました。

今回は歩いた場所は読谷村の大当（うふど）の海岸線。

今は美しい青い海とビーチが広がる海岸線の隅に弾がありました。

見慣れない観光客の方は気付かない方がほとんどでしょう。

こういった弾があちこちに落ちております。

こちらは２０ミリ機関砲の実弾。

並べると実弾だと分かりますね。

下写真の薬莢（右側）は比謝川で見つけたものです。

７０年前のものがいまだにそのままの形で残っていることもスゴイことですが、

こんな「人を殺すための道具」がそこら辺に落ちていることを考えると、ぞっとします。

沖縄を知るにはまず戦争から。

リゾートもいいですが、沖縄戦に１度は触れてみて下さい。

沖縄県民と内地人（ナイチャー）の持つ温度差が少しは縮まるハズですよ。