当店がカヤックツアーを行なうフィールド＜比謝川＞

この川は自然と歴史と人々が共存した川であり、とっても古い歴史を持っています。

過去には戦争を経験したり、鉄道が走っていたりと地元の方でも知らないことがたくさんあります。

カヤックツアーを検討中の皆さんはツアーがどこで行なわれて、どんな場所なのか知りたいですよね？

そんなあなたへ送る、比謝川のことちょっとだけ教えます講座。

知れば知るほど面白い嘉手納の歴史の始まり始まり～

本島中部の（中頭郡）嘉手納町（カデナチョウ）

これを聞いてピンと来る方は時事を理解していることがすぐに分かります。

嘉手納町と言えばいわずと知れたアメリカ軍の嘉手納飛行場がある町。

極東で2番目に大きい基地となりまして、町の88%を占めています。

その基地の街、嘉手納町に比謝川はあります。

この川は沖縄本島の最大の流域面積を誇り、川幅は広く、流れは非常にゆるやか

上流には住宅地、基地、ゴルフ場、森、公園などがあり、あちこち通過して東シナ海に注いでいます。

ここ嘉手納は１９４５年４月１日にアメリカ軍が上陸の中心とした場所としても知られ、海岸から少し奥に入った場所には嘉手納漁港があり、沖縄戦時は米軍上陸艇がここに停泊しておりました。

そのときの写真がこちら。

ここは当店サンセットカヤックで夕日を見る場所、今では想像がつかない光景ですね。

沖縄戦はここ嘉手納からスタートしたのです。

近くには上陸の碑があります。

観光地というわけではありませんが、戦争の碑や当時の爪痕が残っているものも多々あるこの町。

比謝川でのツアー中、色々とお話させていただけたらと思います。

それから時は経ち、戦争で破壊された川は地域住民と自然の力で見事な復活を遂げました。

緑が戻った川には多くの野生生物の営みが観察でき、多くの亜熱帯植物も見ることができます。

川の周囲は亜熱帯の自然に覆われていますが、すぐ向こう側には住宅街が広がります。

人と自然が共存できている比謝川は、保全利用協定を結ぶことで活動を通して持続的に川が利用できることを目指しているのです。

もちろん川には規模は大きくありませんが、マングローブが点在し群落を形成しています。

マングローブはしばしば誤解されている樹木。

いい意味でイメージが覆ることでしょう。

目の前でマングローブを観察しながら、誤解を解くのもいいかもしれません。

マングローブの他にも亜熱帯の植物、中には有毒の植物などが見られ、人々を驚かせてくれます。

ゆったりした川をゆったりと遡り、変わる景色（往路と復路）を楽しみながら出合った生き物を知る。

ツアー中に見ることができる比謝川大橋、昔は電車が走っていました。

幻の嘉手納駅もありましたよ～

沖縄の自然をゆっくり満喫したい方にイーズカヤックツアーはオススメです。

歴史とロマンを感じつつ、一緒に比謝川を探検しましょうね。